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アドバイザーブログ 津川 あずさ / 郡山 俊介 / 武谷 英伸 / 増井 昭浩 / 荒木 宏孝

公衆電話礼讃

ジーンズの右前ポケットに

 

貯めていた10円玉を詰め込んで歩くと少し歩き辛い。

 

片手では持ちきれない程の硬貨を詰め込んだ。

 

両方の前ポケットに分散しても良いのだが理由がある。

 

左手で受話器を持ち、右手で硬貨を入れなければならないからだ。

 

そう、私が目指していたのは公衆電話。

 

公衆電話にはドラマがあった。

 

家の電話よりもドラマがあった。

 

もちろん、スマートフォンよりもドラマがあった。

 

 

公衆電話の薄暗い明かりをもとに硬貨を入れながら

 

待っている時間も気にしながら楽しんだ。

 

今は、その時間を楽しむ事が許されなくなったように感じる。

 

人に均等にあった時間は、都会と地方では流れが違っており

 

人によっても流れが違う。

 

同じ打刻を続けながら進んでいく時間は、もう同じでは無いのだ。

 

硬貨の落ちる間隔によって通話先までの距離が分かる。

 

通話し放題では無いのだ。

 

ブザーがなって終了をお知らせしていても

 

ポケットの中身の硬貨が空になるまで

 

入れ続けなければならない。

 

だから、数十秒の時間に思いこめて

 

考えに考えて電話をしないといけない。

 

距離が離れれば離れるほど、通話の時間は短い。

 

ゆえに、公衆電話にはドラマがあり、

 

物語が始まることもあれば、終わることもある。

 

 

ふと、そう思ったのは、コンビニの端っこに公衆電話が置いてあったからだ。

 

アクリルのドアの中にある緑色をした公衆電話が待っているように感じた。

 

誰に電話する訳でもなく、待っているように感じた。

 

アクリルで閉じられた空間に

 

公衆電話と小さなトンボがいた。

 

なにかの拍子に入ったのであろう。

 

ドアを開け、トンボを逃してやると

 

誰に電話するわけでもないが受話器をとった。

 

公衆電話は硬貨を入れないと受話器からは音が鳴らない。

 

久しぶりに当てた耳の間隔が昔を呼び戻した。

 

頑丈に作られた受話器は、重くひんやりとしていたが、

 

それを元に戻すとドアを閉め、タバコに火を付けた。

 

公衆電話の近くには自動販売機があり

 

紙幣を硬貨に変える際に利用していた。

 

タバコには缶コーヒーが合っており

 

特に最初の一口には旨さが凝縮されているように思う。

 

 

本当に大事なものって何だろうって

 

タバコの煙を揺らめきながら見ていると、

 

急ぐことも大事だけども


時間を作って何かを楽しむのも大事なように思えた。

 

特に、家族と住まいの関係性が大きく変わった現在では、

 

住まいに求める期待が上がっているように感じる。

 

衣食住だけのスペースでは無く

 

住まいが心地よく、快適であり、

 

そして何気ないドラマが生まれる場所へ変わったと感じた。

 

家族との大事な時間を過ごせる空間が住まいになったと思う。

 

受話器をとり、硬貨が指から離れる感覚を感じながら

 

ただ、待っているだけの時間が楽しかった時代。

 

今、あっちこっちと行けるような時期では無いが、

 

住まいで楽しんで欲しいと願う。

 

おもちゃを床に落とした傷も

 

壁に落書きをした消した線も

 

いつか、楽しんで話せる未来がくる。

 

だから、心地よい住まいを提供できるのかが重要になってくる。

 

そのひとつが高気密・高断熱なのだ。

 

そして、室内に入ってくる空気が清浄だとなお良い。

 

今の家族との時間を大切に出来るのが

 

バウハウス.なんだと最近、気づいてきた。

 

もう公衆電話ではドラマは生まれないかもしれない。

 

でも、我が家でドラマが生まれると思った。

 

そして、そのドラマの内容は子どもたちの成長なんだと思う。

 

たま~に詩を書きなくなる性分なので、困ってます!

 

今日はここまで!

 

でわ、次のブログでお会いしましょう!

公開日: 2021年8月22日 07:16

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